お散歩なのに、犬たちが楽しそうでない!?

おかげさまで、心の中のモヤモヤが晴れて、スッキリさわやかな気持ちで帰路に着きました。

『犬とのよりそイズム』(緑書房)を偶然ネットで見つけて即買いをし、セミナーがあることを知り速攻申し込みました。セミナーは期待していた以上の素晴らしい内容で、充実した時間でした。

エゴグラムは初めてでしたが、見事に自分の性格が露呈ました。犬のセミナーなのに飼い主の性格診断はなぜ?と思いましたが、自分の性格傾向がわかれば、愛犬に対してのイライラのツボや、過干渉や放任主義、相性の良い犬種、等々も冷静に判断できるのではと思いました。また飼い主さんにアドバイスする時にも大切なポイントになると思います。

「幸せのシャンパンタワーの法則」も心に沁みました。飼い主さんの性格の傾向と共に飼い主さんの幸福感は犬にも影響を与えるのでしょうね。穏やかで気持ちの安定している人の犬は落ち着いていて、短気でイライラしている人の犬は神経質で不安定な気がします。うちの子はどうなのだろう?と改めて自問自答いたしました。

私の書棚には多くの躾本、DVDが並んでいます。6年前に2歳半の大型犬(一般家庭でネグレスト状態でした)を迎えたのですが、先住犬と激しい喧嘩をし、どちらにもひどいストレスを与えてしまいました。私も家族も喧嘩を止めに入り手に穴が開き、流血しました。犬たちの気持ちや対応の仕方に無知であったことを痛感して、もっとトレーニングについても学びたいと思いました。(この時点でも躾のやり方が重要と思ったのです)

最初に買った躾本を読むとホールドスチール、マズルコントロール、リーダーウオークなどなどで、まさに人間がリーダーになりなさい!でした。お散歩が訓練の時間となってしまい、匂いも嗅がせず行進のように歩いたり、わざとジグザグに歩いたりしていました。

我が家の犬たちは「すごいね!いい子だね」と言われてはいましたが、そのころの散歩は犬たちも楽しそうではなく、私自身も何か違和感を抱き、モヤモヤとした気持ちでいました。もっと犬たちの気持ちが知りたいと犬語のセミナーに行ったり、カーミングシグナルの本を読んだり、ドッグトレーニングのスクールに行ったりしていました。

何年も迷いながらウロウロしているうちに、「どうしたらその子らしく心が満ちたりた生活をさせてあげられるのか…」と思うようになり、『よりそイズム』に巡り合いました。読んでいて本当に嬉しかったです。

我が家には猫も1匹います。テーブルの上に飛び乗ろうがいたずらしようが猫だから仕方ない、と特に腹も立たず、むしろ可愛いとさえ思っていました。なんという差別でしょう…。本を読むまでそのことに全く気が付きませんでした。勝手気ままに過ごしている猫を犬たちはどのような気持ちで見ていたのかと思うと申し訳ない気持ちになります。

懇親会では先生と直接お話はできませんでしたが、※リピーター生 の方達からいろいろな事を教えていだきました。どの方も聞き上手で、とても和やかな雰囲気で、お話しを聞いているなと肩の力が抜けてきました。犬に寄り添える人は人間にも自然に寄り添えるのだなあ、素敵だなあ…と思いました。

「~してはならない」「~しなくてはいけない」「~するものだ」という呪縛から解放されました。今後は「してほしい事やしてほしくない事を正しく伝える方法」を学ばせていただけたらと思っています

もっと早く中西先生の考え方に出会っていたなら…と思いましたが、迷った挙句にたどり着いた今が私にとっては最適な時期だったのではないかと思います。

犬たちのお蔭で新しいご縁が繫がり、世界が広がります。動物たちにたくさんのことを教えられます。すべてに感謝です。

<I.Sさん>

※すでにセミナーを受講修了している方が、さらなるブラッシュアップのために、格安でリピート受講できる制度